解説
袖幕(そでまく)は、客席側から舞台袖の奥が見えないようにするための目隠し用の幕です。
演出機材や出演者の待機スペースなどを視界から遮る役割があり、舞台の奥行き感を演出する効果も持ちます。
袖幕の設置数が多いほど視線を遮る効果は高くなりますが、限られたスペースで効率的に隠す方法として、上から見て「ハの字」になるように斜めに設置することもあります。
この方法により、幕の本数を抑えつつ、必要な見切り効果を確保することが可能です。
また、さらに角度をつけて「I字型」に設置した東西幕と呼ばれるバリエーションもあり、用途やスペースに応じて柔軟な設計が可能です。
なお、学校の講堂などでよく見られる、緞帳の両側に設置された幅の狭い幕は「源氏幕(げんじまく)」と呼ばれ、学校名や寄贈者など文字を取り付ける事もあります。




