施工事例に戻る保守点検の重要性吊物は常に上部空間に位置し状況に応じて自在に昇降させることができる演出装置です。保守点検は吊物の性能を長年に渡って維持し、お客さまに満足してお使いただくために安定した使用環境を提供するために必要です。吊物設備機器は多数の部品で構成されています。そしてその多くは消耗部品です。経年劣化による動作不良や落下事故を未然に防ぐ予防保全の観点から弊社では部品ごとに決まった交換推奨時期をもとに、経年部品交換を提案いたしております。次項から実際の点検内容を例にあげてご説明していきます。点検内容昇降用モーターの清掃■各所清掃・目視確認埃やゴミの付着を除去し機器類に錆や傷、亀裂等の有害な欠陥の有無を確認します。Vベルトの確認駆動にVベルトを使用している場合は摩耗や傷・張り具合を目視並びに触診により点検します。リミットスイッチ確認■ リミットスイッチの正常作動の確認吊物の上限下限位置を設定しているリミットスイッチに問題が無いか確認します。各部増し締め■ 各種取付ボルトの増し締め確認ナットに緩みが無いかをマーキングの目視や増し締めによって確認します。水平レベルの確認■ 吊物バトンの水平レベルの確認看板やライトなどを吊る場合、バトンが水平であることは重要な点です。レーザーでレベルを確認し、問題があった場合は吊点での調整や、リミットスイッチでの調整を行います。マニラロープの調整■ マニラロープの調整手動昇降バトンでカウンターウエイト方式の場合、操作ロープにマニラロープを使用しています。マニラロープは季節によって伸び縮みするためマニラロープの調整も行います。ロープ径計測■ ワイヤーロープの計測・確認使用ワイヤーロープ径の計測および、キンク・素線切れなど使用に問題のある現象が発生していないかなどワイヤーロープの状態の確認を行います。電流値の計測■ 電流値の計測モーターに異常があった場合、昇降動作時のモーターの電流値が前年度と比べて大幅に異なる場合があります。こういった経年での問題などに事前に対応するためにも定期的な保守点検をお勧めします絶縁抵抗試験の実施■ 絶縁抵抗試験の実施回路内で漏電が発生していないかを確認するために絶縁抵抗試験を実施しています。施工事例に戻る